佐竹寺文 アクセスカウンター
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佐竹寺は常陸太田市天神林町にあります。JR常陸太田駅前から北へ約100mY字路信号を左方向へ約600m進み交差点信号左折、 県道日立笠間線で瓜連方面に向かい約1.9km行くと右側に佐竹寺の駐車場があります、仁王門をくぐると茅葺き屋根の本堂があります. 寛和(かんな)元年(985年)花山天皇の命で元蜜(もとみつ) 上人が聖徳太子作の十一面観音像を奉安置し開基したとある、創建当時現在地より北西側の鶴ヶ池の北観音山にあったが、1543年 10月に兵火により焼失1546年に佐竹義昭公により現在地に移築された、真言宗豊山(ぶざん) 派で号は妙福山明音院、坂東33観音の22番札所、源昌義は、この寺に節が一つしかない竹を見つけ、これを瑞兆とし、姓を源から 佐竹に改め、寺領を寄進佐竹氏の祈願所とした、本堂は茅葺で寄せ棟造り唐破風や正面に火頭窓(かとうまど) 等、安土桃山時代の先駆として建築されたもので佐竹城の鬼門除けに北向きに建っているところから北向観音と言はれて いる、明治39年(1906年)に国の重要文化財に指定された、仁王門は1940年に再建、安置されている仁王像本堂に向かって右 側口を開けて左の手を上げている方が阿形(あぎょう)左側右の手を開いて口を結んでいる方が吽形(うんぎょう)像である 因みに(あ) は始まりを表し、(ん)は終わりを表す。坂東33ヶ所とは『坂東観音霊場33ヶ所』という、源頼朝が西国33ヶ所観音に倣い、坂東 の有力寺院を札所にして巡礼の信仰が生まれた、観世音菩薩は33の姿に変わり衆生を救うといはれ〔(1番)神奈川県鎌倉市の大蔵山  杉本寺〕……〔(33番)千葉県館山市の補陀洛山 那古寺〕まで1都6県に渡り推挙した、詳細は、神奈川県9寺、東京都1寺(浅草  金龍山 浅草寺}聖観世音菩薩}聖観音宗)埼玉県4寺、群馬県2寺、栃木県4寺、茨城県6寺、千葉県7寺で 「十一面観世音菩薩 14体」 「十一面千手千眼観世音菩薩1体」 「十一面千手観世音菩薩1体」聖観世音菩薩6体」「千手観世音菩薩10体」  「延命観世音菩薩1体」となっている。
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